【結論】Adobe Acrobat Proを無料で使うには?
電子定款作成に必須の有料ソフト「Adobe Acrobat Pro」は、公式サイトの「7日間無料体験版」を利用することで、費用を1円もかけずに合法的に使用可能です。
ただし、無料期間は短いため、「公証人の事前確認」が終わったタイミングでインストールし、署名完了後に即座に解約するという「工程管理」が最もお得な方法です。

電子定款実績5000件 行政書士の小野馨です。
今回は【電子定款は「Adobe無料体験」で乗り切れ!Acrobat Proを0円で使う完全手順】についてお話します。
「たった1回の電子定款のために、できれば月額1,980円も払いたくない…」
その感覚、経営者として大正解です。
電子定款認証で4万円の印紙代を浮かせても、ソフト代で数千円使ってしまっては効果が半減してしまいます。
ですが、だからといって、「無料のPDFソフト(Readerなど)」を使おうとするのは絶対にやめてください。
注意ポイント
法務省のシステムは、有料版の「Adobe Acrobat Pro」でしか正常に動作しないように設計されているからです。
他のソフトで無理やり進めると、最後の電子署名でエラーが出て、全てやり直しになります。
この記事では、行政書士である私が、「Adobe Acrobat Proの超高性能な機能を使いつつ、費用を0円に抑える裏技(公式の無料体験活用術)」をうまく活用する方法をナビゲートします。
もう、高いソフト代を払う必要はありません。
この手順通りに進めれば、あなたの会社設立コストは確実にミニマムになります。
【警告】インストールするタイミングを間違えないでください。「とりあえず入れておこう」と早まってインストールすると、公証役場のチェック待ちの間に無料期間(7日間)が終了し、課金が発生します。
この記事でわかる4つのポイント
- ✅ ReaderやStandard版では電子署名ができない技術的理由
- ✅ インストールすべき「唯一のベストタイミング」
- ✅ クレカ登録は必須?課金回避のための「解約手順」
- ✅ スマホ版AcrobatやMac版での署名リスク
なぜ「Acrobat Pro」でないと電子定款は作れないのか
結論から申し上げます。電子定款作成において、「Adobe Acrobat Pro(DC)」以外の選択肢はあり得ません。
「PDFを開くだけなら無料のReaderでもできるじゃないか」
そう思われる気持ちはよく分かります。
ポイント
しかし、電子定款における「署名」とは、単にハンコの画像を貼り付けることではありません。
ファイルの内部構造に特殊な暗号データを埋め込む高度な処理なのです。
ここでは、なぜ無料版やスマホ版では絶対に代用できないのか、その技術的な理由を解説します。
Reader(無料版)やStandard(廉価版)がNGな理由
Adobe Acrobatには、大きく分けて3つのグレードがあります。
- ❌ Acrobat Reader(無料): 閲覧専用。「署名プラグイン」が動作しません。
- △ Acrobat Standard(有料・廉価版): 編集は可能ですが、Mac非対応などの制限があります。
- ⭕ Acrobat Pro(有料・上位版): 全機能対応。法務省システムが推奨する標準環境。
【最大の落とし穴:Adobe標準署名の罠】
無料のReader版にも、「スタンプ」や「電子印鑑」といった機能が付いています。
これを使って、定款の末尾に自分の名字のハンコ画像を押すことは可能です。
しかし、これは「法的にはただの落書き」と同じです。
ココがポイント
公証役場や法務局が求めているのは、マイナンバーカードを使った「公的個人認証(電子証明書)」に基づく署名です。
この署名を行うには、法務省が配布している専用の「PDF署名プラグイン」という追加プログラムをAcrobatにインストールし、連携させる必要があります。
そして、この「プラグイン」を正常に受け入れ、起動させることができるのが、事実上「Acrobat Pro」だけなのです
(Standard版でも動くことはありますが、バージョンによって不安定なため、失敗が許されない定款認証では推奨しません)。
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スマホ版や他社製ソフト(Foxit等)のリスク
次に多い質問が、「スマホアプリのAcrobatで署名できませんか?」というものです。
注意ポイント
結論:不可能です。
理由はシンプルで、「ICカードリーダーを物理的に認識できないから」です。
電子署名には、PCにUSB接続したカードリーダーの上にマイナンバーカードを置き、その中のチップ情報を読み取るプロセスが必須です。
現在のスマホ版アプリには、外部のICカードリーダーを制御してプラグインを動かす機能が実装されていません。
また、「Foxit PDF Editor」や「SkyPDF」といった他社製の高機能PDFソフトも存在しますが、これらもおすすめしません。
なぜなら、公証人が定款を確認する画面(公証役場のPC)は、100%「Adobe純正環境」だからです。
他社製ソフトで署名したファイルは、Adobe環境で開くと「署名が不明です」「改ざんされた可能性があります」というエラー表示が出ることがあります。
こうなると、公証人は認証を拒否せざるを得ません。
数千円をケチるために互換性リスクを背負うより、純正のPro版(の体験版)を使って、確実に一発クリアを目指すべきです。
💡 行政書士の現場メモ(失敗回避の知恵)
「Standard版を買ってしまったのですが、Pro版にアップグレードしないとダメですか?」という相談を受けたことがあります。
Windows環境であればStandard版でも署名プラグインが動く可能性はありますが、設定メニューの位置がPro版と異なり、法務省のマニュアル通りに進められないことが多いです。
今から準備するなら、中途半端にStandard版を買うのではなく、これから解説する「Pro版の無料体験」を活用するのが最も賢く、リスクのない選択です。
📷 画像挿入指示
推奨画像: Acrobatの「Reader」「Standard」「Pro」の機能比較表。Proにのみ「◎(定款対応)」が付いている図。
生成用プロンプト: Comparison table of Adobe Acrobat versions (Reader, Standard, Pro), Pro version highlighted with Green Check mark and "Recommended for Articles of Incorporation", Reader with Red Cross, minimalist infographic style.
Alt属性: Adobe Acrobat Pro Reader 違い 電子定款
【極秘】7日間の無料体験を「完全0円」で使い倒すロードマップ
Adobe Acrobat Proの無料体験期間は、登録した瞬間から「7日間(168時間)」です。
「1週間あれば余裕だろう」
そう思いましたか? それが最大の油断です。
電子定款認証には、自分一人の作業ではコントロールできない「待ち時間」が存在します。ここでは、一円も払わずに逃げ切るための、秒刻みのスケジュール管理術を公開します。
インストールしてはいけない「魔のタイミング」
最もやってはいけない失敗。
それは、「よし、会社を作るぞ!」と思い立った初日に、とりあえずAcrobat Proをインストールしてしまうことです。
なぜなら、定款作成の実務フローは以下のようになっているからです。
- 定款の原案(Word)を作る【1〜2日】
- 公証役場へ原案をFAXまたはメールし、事前確認を依頼する【依頼日】
- 公証人からの添削・修正連絡を待つ【★ここが読めない】
- 指摘箇所を修正し、最終OKをもらう【1日】
- 電子署名をして送信する【1時間】
- 公証役場へ行き、認証を受ける【予約日】
この工程のうち、「3. 公証人からの連絡待ち」がクセモノです。
公証役場が空いていれば翌日に連絡が来ますが、繁忙期(3月〜4月など)や担当者が不在の場合、返答までに3日〜4日待たされることはザラにあります。
もし初日にインストールしてしまうと、原案作成で2日、公証人のチェック待ちで4日費やした場合、いざ署名しようとした時には「無料期間残り24時間」というギリギリの状態、あるいは既に期間終了で課金スタート……という悲劇が起こります。
これは避けないといけません。
ベストタイミングは「公証人のOKが出た瞬間」
では、いつインストールボタンを押すべきか。
ココがポイント
正解は、公証人から電話で「この内容で大丈夫です。電子署名して送信してください」と言われた直後です。
行政書士である私が実践している、最も安全な「0円完走スケジュール」は以下の通りです。
- 【Day 0〜Day ?】 Wordで定款作成 〜 公証人の事前確認完了まで
- ※この期間は、まだAdobeには指一本触れてはいけません。PDF変換もWord標準機能や「CubePDF」などの無料ソフトで代用し、とりあえず公証人に中身を見てもらいます。
- 【Day 1(Xデー)】公証人のOKが出た日
- ここで初めて「Adobe Acrobat Pro 無料体験版」に登録・インストールします。
- WordファイルをAcrobatで正式にPDF変換します。
- マイナンバーカードで電子署名をし、法務省ソフトで送信します。
- 公証役場へ電話し、認証日の予約を入れます(通常は翌日以降)。
- 【Day 2〜3】 公証役場へ訪問
- USBメモリ等に入れたデータを持って役場へ行き、認証を受けます。
- この時点で、定款認証業務は完了です。
- 【Day 4】 解約手続き
- 認証が終わったら、余韻に浸らず速やかに解約します。
- これなら、実質3〜4日分しか消化せず、余裕を持って0円で終えられます。
この「後出しジャンケン」戦略こそが、Adobe税を回避する唯一の必勝法です。
焦る必要はありません。ソフトを入れるのは、全ての準備が整ってからで十分間に合います。
💡 行政書士の現場メモ(失敗回避の知恵)
「公証人の事前確認」の重要性を甘く見ないでください。
いきなり署名済みのデータを送りつけると、もし誤字脱字が一文字でもあった場合、「誤字修正」→「WordからPDFへ再変換」→「電子署名のやり直し」→「再送信」という地獄の作業が発生します。
プロである私たちも、必ず「署名していない下書き」の状態で公証人のチェックを受け、完璧なOKが出てから初めて署名を行います。これを守れば、Adobeを使う時間はほんの一瞬で済みます。
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推奨画像: タイムライン図解。上段に「失敗例(先にインストール→待ち時間で期間切れ)」、下段に「成功例(事前確認完了→インストール→即解約)」を並べた比較チャート。
生成用プロンプト: Timeline infographic comparing two scenarios. Top: "Fail" scenario with Adobe Free Trial starting too early and expiring during waiting time. Bottom: "Success" scenario with Free Trial starting only after document approval, finishing quickly. Business style, red and blue colors.
Alt属性: Adobe無料体験 いつ インストール タイミング
【実践】体験版のインストールから署名プラグイン設定まで
公証人のOKが出たら、いよいよインストールです。
ここでのポイントは、「ただソフトを入れるだけでは電子定款は作れない」という点です。2段階のインストール手順を間違えないように進めてください。
Adobe公式サイトからの登録手順(クレカ必須の壁)
まず、Adobe公式サイトにアクセスし、メニューから「Acrobat Pro」を探します。
「無料で始める」や「体験版」というボタンがあるはずです。
ここで多くの人が手を止めるのが、「支払い情報の登録(クレジットカード情報の入力)」です。
「無料なのにカード番号を入れるの?」と不安になるでしょうが、これはAdobeの仕様上、回避できません。
「体験期間終了後に自動的に有料プランへ移行するため」に必須となっています。
安心してください。無料期間(7日間)の間に解約すれば、請求額は必ず「0円」になります。
登録時に「年間プラン(月々払い)」などが表示されますが、期間内に解約する前提であれば、どのプランを選んでも結果は同じです。勇気を出してカード情報を入力し、ソフトをダウンロード・インストールしてください。
最重要:法務省「PDF署名プラグイン」の導入順序
Acrobat Proがインストールできたら、すぐに定款を開きたくなりますが、まだ早いです。
そのままでは、法務省が求める形式での電子署名ができません。
必ず以下の順序を守ってください。
- Adobe Acrobat Pro をインストールする(完了)
- 法務省の「登記・供託オンライン申請システム」へアクセスする
- 「操作手引書・ソフトのダウンロード」ページから、「PDF署名プラグイン」をダウンロードする
- プラグインをインストールする
【⚠️ 絶対厳守のルール】
必ず「Acrobat → プラグイン」の順番で入れてください。
先にプラグインを入れてからAcrobatを入れると、プラグインがソフトを認識できず、署名機能が有効になりません。もし間違えた場合は、プラグインを一度アンインストールし、再度入れ直す必要があります。
【Macユーザーの方へ】プラグインが見つからない時の対処
MacでAcrobat Proを使用している方から、「インストールしたのに署名メニューが出てこない」という相談を頻繁に受けます。
Windows版と異なり、Mac版では署名プラグインの挙動が非常に不安定です。
以下の点を確認してください。
- OSのバージョン: 最新のmacOSに対応していないプラグインの可能性があります。
- メニューの場所: Windows版とは異なり、画面上部の「編集」メニューではなく、Acrobat本体の「環境設定」→「一般」→「署名」の中に隠れていることがあります。
- ICカードリーダーの認識: Macがリーダーを認識していても、Acrobat側のプラグインがリーダーを見失うエラー(Error: 0x800...等)が多発します。
もし、何度やってもMacで署名エラーが出る場合は、そこで時間を浪費するのは危険です。
無料体験期間(7日間)というタイムリミットがある以上、速やかに「Windowsパソコンを借りる」という代替案に切り替えてください。Windows機にAcrobatを入れ直しても、同一のAdobe IDであれば追加料金なしでログイン可能です。
💡 行政書士の現場メモ(失敗回避の知恵)
インストールしたのに署名ボタンが押せない(グレーアウトしている)場合、PDFの「保護設定」が原因かもしれません。
Acrobat ProでPDFを開き、「ファイル」→「プロパティ」→「セキュリティ」を確認してください。もし「パスワードによるセキュリティ」などがかかっていると、変更や署名が禁止されます。署名するまでは、パスワード等の保護は一切かけない「素の状態」にしておくのが鉄則です。
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推奨画像: 法務省のダウンロードページで「PDF署名プラグイン」をクリックする画面キャプチャ。および、Acrobat上の署名メニューの位置(Windows版)。
生成用プロンプト: Screenshot illustration of Ministry of Justice website download page highlighting "PDF Signature Plugin" button, and Adobe Acrobat interface showing the correct signature menu location.
Alt属性: 電子定款 PDF署名プラグイン ダウンロード
【重要】課金回避!用が済んだら即解約する手順
無事に公証役場での認証が終わったら、やるべきことは一つです。
「即・解約」です。
「まだ数日残っているからもったいない」という貧乏性は捨ててください。うっかり忘れて7日目を過ぎると、自動的に月額料金がクレジットカードから引き落とされます。
ここでは、迷いやすい解約ルートを最短で抜ける手順を解説します。
解約ボタンはどこ?(Adobeの解約迷路を攻略)
サブスクリプションサービスの常として、解約ボタンは少し見つけにくい場所にあります。
以下の手順通りに進んでください。
- Adobe公式サイトにアクセスし、右上のアイコンから「Adobe Account(アカウント管理)」にログインする。
- 「プランと支払い」タブにある「プランを管理」をクリックする。
- 現在のプラン(Acrobat Pro 無料体験版など)が表示されるので、「プランを解約」をクリックする。
- 【ここが重要】引き止め工作を突破する
解約理由を聞かれますが、「使用頻度が低い」などを選びます。
その後、「割引価格で継続しませんか?」「他のプランに変更しませんか?」といった提案画面が何度か表示されますが、心を鬼にして全て「解約を続行(いいえ、結構です)」を選び続けてください。 - 最後に「解約が完了しました」という画面が出ればゴールです。登録メールアドレスに解約完了メールが届いていることを必ず確認してください。
解約しても「署名済みPDF」は有効か?
「ソフトを解約したら、作った電子定款の署名も消えて無効になるのでは?」
という不安を持つ方がいますが、安心してください。
Acrobatを解約しても、作成したPDFファイルや電子署名の効力は永遠に消えません。
電子署名は、Adobeのサーバー上ではなく、あなたの手元のPDFファイルの中に直接書き込まれています。
解約後にそのファイルを開くときは、無料の「Acrobat Reader」を使えば閲覧可能ですし、法務局へ提出する際も何の問題もありません。
つまり、「作る時だけPro版を使い、あとは無料版に戻る」という使い方は、データの互換性的にも全く問題ないのです。
【救済措置】もし解約を忘れて課金されてしまったら
万が一、忙しくて7日間を過ぎてしまい、クレジットカードに課金されてしまった場合でも、諦めないでください。
Adobeには「初回購入から14日以内であれば全額返金する」という強力な保証ポリシーがあります(2026年1月現在)。
もし自動更新されてしまっても、更新日から14日以内に解約手続きを行い、サポートへ連絡すれば、引き落とされた料金が返金される可能性が高いです。
ただし、これはあくまで「救済措置」です。余計な手続きを増やさないためにも、やはり「認証即解約」を鉄則としてください。
Adobeの登録・解約が「面倒くさい」と感じた方へ
「たった数千円を浮かすために、クレジットカードを登録したり、日数をカウントしたりするのは精神的に疲れる…」
そう感じたなら、あなたは正しい経営者感覚をお持ちです。
当事務所の『電子定款作成代行サービス』なら、あなたがやることはWordの定款を送るだけ。
Adobeの契約も、署名プラグインの設定も一切不要です。面倒なデジタル作業は全てプロに丸投げして、あなたは事業の準備に集中しませんか?
※Adobe代もリーダー代も不要。結果的に最安・最短です。
会社設立や電子定款認証のスペシャリスト!開業17年・年間実績500件以上。実は、電子定款の制度ができた10年以上前から電子定款認証の業務を行なっているパイオニアです!他との違いは、まず定款の完成度!内容はモデル定款のモデルと言われ全国数百箇所の公証人の目が入っている優れもの!そして電子署名はまるでサインのようなかっこいい電子署名です!その電子定款であなたの大切な会社設立を真心込めて応援します!