
行政書士歴20年、5000社以上の社長をサポートしてきた行政書士&経営コーチの小野馨です。
今回は、「会社が失敗する本当の理由」についてお話します。
これから夢と希望を抱いて会社を設立しようとしているあなたに、今日は少し耳の痛い、ですが絶対に知っておかなければならない「起業のリアル」をお話しします。
知らないと絶対損しますので、ぜひ、聞いてください。
- 「会社法が変わって、資本金は1円でも大丈夫らしい」
- 「ネットで調べれば、自分でも簡単に安く会社が作れる」
そう考えている方は多いでしょう。
実際、国の統計などを見ると、少額資本で始めた会社でも、1年後の生存率は意外に高いというデータがあります。
これを見て、「なんだ、適当に始めても大丈夫じゃないか」と安心しましたか?
それが、最大の罠であり、あなたのビジネスを終わらせる「脳の甘え」なんです。
5000社の現場を見てきた私が残酷な真実をお伝えします。
統計上で生き残っている低資本会社の約7割は、実は他に本業がある個人の「節税用資産管理会社」や、実態のない「ペーパーカンパニー」とかも入ってるんです。
彼らは最初から売上を上げる必要がないから、潰れていないように見えるだけなのです。
では、本気で人生をかけて事業を「経営」しようとした会社はどうなったか?
注意ポイント
安易な計画と少ない資金でスタートした会社のほとんどは、1年以内に資金ショートを起こし、音もなく市場から退場していきました。
彼らは皆、優秀でした。努力もしていました。
ですが、「脳(損得勘定)」だけで計算し、「ハート(不測の事態に耐えうる覚悟と直感)」が欠如していたために、最初の荒波で転覆してしまったのです。
さらに、私がコーチングを行ってきた500人以上の社長たちの姿が、この現実を裏付けています。
彼らの実に9.5割(95%)が、創業初期に次のような深い悩みを抱え、私の元に駆け込んできました。
- 🗣️ 「誰にも本音を話せず、孤独で押しつぶされそうだ」
- 🗣️ 「節約したつもりが、逆にコストがかさみ資金が尽きた」
- 🗣️ 「『やり方(How-to)』ばかり追いかけて、何がしたいのか見失った」
多くの経営者は、孤独の中で、「脳」だけで考えた小手先のテクニックに溺れ、苦しんでいます。
ポイント
この記事では、なぜ多くの起業家がこの「甘い認識」と「孤独」の罠に陥るのか、その根本原因と、そこから抜け出すための唯一の方法について、現場の生々しい失敗事例とともにお伝えします。
これは、教科書には載っていない「経営の闇」であり、同時にあなたが光を見つけるための唯一の手がかりです。
ぜひ、ご覧ください。
▼この記事を読むと分かること
- Excelで作った完璧な事業収支計画が、なぜ会社を殺す凶器になるのか
- 「Adobe税」の罠…自作(DIY)設立が招く時間とお金の無駄遣い
- 親友と50:50で起業した会社が、泥沼の訴訟合戦になるメカニズム
- 「節税のための法人化」が、逆に資金繰りを悪化させる構造的欠陥
- ビギナーズラックこそが最大の死亡フラグである理由
会社設立で失敗する根本原因とリアルな事例分析
会社設立の失敗は、ある日突然、隕石が落ちてくるような事故ではありません。
設立前の「定款作成」や「資金計画」、あるいは「パートナー選び」の段階で、すでに時限爆弾のスイッチは静かに押されているのです。
多くの起業家は、「失敗したくない」という恐怖から、脳で必死に計算し、リスクを回避しようとします。
しかし、皮肉なことに、その「脳の防衛本能(損得勘定)」こそが、最大のリスクを招き寄せます。
これから多くの起業家が陥りがちな、致命傷になり得る5つの失敗パターンについて、私が実際に見聞きしたリアルな事例を交えて徹底解説します。
【事業計画】完璧な収支計画が会社を殺す皮肉な真実
「このサービスは革新的だ。市場調査も完璧。収支計画もExcelで緻密に組んだ。銀行も唸るはずだ」
そう言って自信満々に起業したE社長の会社は、わずか8ヶ月で資金ショートし、廃業に追い込まれました。
なぜでしょうか?
彼の事業計画書には、一分の隙もなかったはずです。
ココがダメ
最大の敗因は、彼の計画が「脳内だけの完璧なシミュレーション」だったことです。
人間の脳って、自分に都合の良い情報だけを集める天才です(確証バイアス)。
- 「客単価はこれくらい取れるはず」
- 「成約率は最低でも3%はいくだろう」
- 「半年後には黒字化する」…
これらは全て、「そうなってほしい」という願望が数値化されただけの「捕らぬ狸の皮算用」に過ぎません。
特に危険なのは、Excel上の数字をいじって「利益が出るように調整した計画書」を、いつの間にか「未来の事実」だと錯覚してしまうことです。
E社長は、自分の脳が作り出した心地よい幻想に浸り、現場の泥臭い現実を見ようとしませんでした。
しかし、市場は残酷です。
いざリリースしてみると、競合他社がまさかの「半額キャンペーン」を仕掛けてきたり、頼りにしていた営業キーマンが突然病気で倒れたり、広告を出しても全く反応がなかったりします。
市場は生き物であり、あなたのExcel通りには決して動きません。
E社長は、計画通りにいかなくなった瞬間、パニックに陥りました。
ポイント
なぜなら、彼の脳内には「成功するシナリオ」しかなく、「もし売れなかったらどうするか」という泥臭い「プランB(撤退戦やピボット)」が完全に欠落していたからです。
「こんなはずじゃない」
「市場が間違っている」
と現実を否定している間に、家賃や人件費といった固定費だけがどんどん流出し、気づけば手遅れになっていました。
事業計画書作成において最も重要なのは、綺麗なグラフを作ることではありません。
ポイント
「自分の予測は外れるかもしれない」という前提に立ち、最悪の事態(売上ゼロが半年続くなど)を想定してもなお、心が折れずに立ち向かえるかという「ハート(胆力)」の確認です。
綺麗な計画書を作ることに満足し、顧客の感情や市場の不条理さに寄り添うことを忘れたビジネスは、どんなに高尚な理念を掲げていても、市場から退場を命じられます。
机上の空論である完璧な計画書よりも、傷だらけになりながら得た「たった一人の顧客のリアルな声」の方が、はるかに価値があるんですね。
【資金繰り】100万起業とDIY設立が招く「Adobe税」の悲劇
「会社法が変わって資本金1円からでも会社が作れる時代だ。とりあえず自己資金100万円で小さく始めて、設立費用も自分で手続きして節約しよう」。
このような「脳」の安易な計算、いわゆる「節約マインド」でスタートし、結果として自分自身を追い込んだAさんの事例をお話しします。
Aさんは長年の夢だった飲食店での独立を果たしました。内装費などはリースで抑えましたが、開業資金はギリギリ。
そこで彼は、行政書士に払う数万円の手数料を惜しみ、「電子定款」を自分で作成することにしました。
Aさんはネット記事を読み込み、「ICカードリーダーとAdobeのソフトがあれば、4万円の印紙代が節約できる」と知ります。「これだ!」と思い、早速3,000円のICカードリーダーを購入。
さらに、電子署名に必要な「Adobe Acrobat Pro」を契約しました。月額1,980円なら安いものだ、と。
しかし、ここに巨大な罠がありました。
まず、購入したICカードリーダーのセットアップがうまくいきません。
ドライバのインストール、プラグインの設定…慣れないPC作業に何時間も費やし、イライラが募ります。
ようやく設定できたかと思えば、今度はAdobeの操作方法が分からず、解説サイトを彷徨う羽目に。
そして最も恐ろしいのが、「Adobe税」とも呼ばれる解約違約金の存在です。
Aさんが契約したのは「年間プラン(月々払い)」でした。
設立作業が終わり、翌月に解約しようとしたところ、「残存期間の利用料の50%」を一括請求されたのです。
その額、1万円以上。
「えっ、月額プランじゃないの?」と愕然としましたが、後の祭りです。
結局、Aさんは無駄な機材代、ソフト代、違約金で数万円を失い、何より開業前の最も重要な時期に、丸3日間の貴重な時間を「事務作業」に浪費しました。
この3日間をチラシ配りやメニュー開発に使っていれば、どれだけの売上が作れたでしょうか。
やっとの思いで開業した時には、心身ともに疲弊しきっていました。
オープン初月こそ友人が来ましたが、翌月から客足は途絶えます。
しかし、家賃、光熱費、そして自分自身の生活費は、売上がゼロでも毎月容赦なく出ていきます。
通帳の残高が日に日に減っていく恐怖。これは体験した者にしか分からない、真綿で首を絞められるような苦しみです。
目先の数万円をケチろうとした「脳」の判断が、結果として最大の資産である「時間」と「情熱(ハート)」を奪い、事業そのものを殺してしまったのです。
経営において、時間は金以上の資産です。
不得意な手続きはプロに任せ、自分は1円でも多く売上を作ることに集中する。
それができない人は、厳しい言い方ですが、経営者になるべきではありません。
【人間関係】仲良し起業の末路…株式50:50は地獄への片道切符
「学生時代の親友と一緒に起業!俺が営業で、あいつが開発。利益も権限も完全に50:50でいこう!」。
このように、「今の仲の良さ」という感情だけで安易に共同経営を始め、後に修復不可能なほど揉めて後悔するケースは、私が最も多く見てきた悲劇のNo.1であり、最も胸が痛む失敗です。
Bさんは友人とIT企業を立ち上げました。お互いを対等なパートナーとして尊重し、株式も役員報酬も完全に折半。
最初は順調でしたが、会社が成長し利益が出るようになると、二人の間に見えない亀裂が生じ始めました。
- 「俺の方が売上を作っているのに、なんであいつと同じ給料なんだ?」
- 「あいつは経費を使いすぎだ」
- 「最近、あいつの態度がでかい」
かつての親友への信頼は、いつしか疑心暗鬼となり、やがて憎悪へと変わっていきました。決定打となったのは、今後の経営方針の対立でした。
「新規事業に積極的に投資したいBさん」と「内部留保を増やして守りを固めたい友人」。
ここで株式比率「50:50」という設定が牙を剥きます。株主総会において、取締役の選任や定款変更などの重要な決議を通すには、原則として「過半数」の賛成が必要です。
しかし、二人が対立している以上、どちらの意見も過半数を取れず、会社として何も決められない「デッドロック(膠着状態)」に陥ったのです。
意思決定できない会社は死に体です。
重要な投資もできず、採用もできず、取引先も離れていき、業績は急降下。
Bさんは「俺の会社だぞ!」と叫びましたが、法的には友人もまた「対等な権利者」であり、何もできません。
最終的に、お互いに弁護士を立てての泥沼の訴訟合戦となり、会社は解散、二人の長年の友情も永久に失われました。
「あんなに仲が良かったのに、金が絡むと人は変わる」。Bさんが最後に漏らした言葉が忘れられません。
共同経営をするなら、必ずどちらかが主導権(株式の過半数、できれば3分の2以上)を持つか、あるいは「株主間契約」で撤退ルールを厳格に決めておくこと。
それが、ビジネスパートナーとしての最低限の礼儀であり、一時の感情に流されない「ハート(真の友情)」のある経営判断です。甘い友情ごっこは、ビジネスの世界では通用しません。
【法人化】節税目的の法人化が逆に資金を溶かす構造的欠陥
「個人事業主より会社の方が取引先から信用されるし、節税にもなるらしいから、とりあえず法人化しておこう」。
このような漠然とした動機で会社を設立し、後になって想像以上のコストや手間に苦しむケースも後を絶ちません。これは、法人化のメリットとデメリットのバランスを、自社のフェーズに合わせて正しく理解していないことが原因です。
確かに、法人化には社会的信用の向上や、所得が一定以上(一般的に課税所得800万円以上)になった場合の大きな節税効果といったメリットがあります。
しかし、その反面、デメリットも強烈です。
まず、会社を作るだけで設立費用(株式会社なら約25万円、合同会社なら約10万円)がかかります。そして、会社を作ると、たとえ赤字で利益がゼロであっても、毎年必ず「法人住民税の均等割(最低でも年間7万円程度)」を納税しなければなりません。
赤字の会社にとって、この7万円は血の一滴のように重くのしかかります。
さらに恐ろしいのが、社会保険(健康保険・厚生年金)への加入義務です。社長一人だけの会社であっても、加入は強制されます。この社会保険料の負担は強烈で、給与の約30%(会社負担分含む)を持っていかれます。個人事業主時代の国民健康保険・国民年金とは比較にならない金額です。
また、税務申告も複雑になり、自力での対応はほぼ不可能となるため、税理士への顧問料(年間数十万円〜)が固定費として確定します。
「こんなにお金がかかるなんて知らなかった…」。売上がまだ少ない段階で見栄を張って無理に法人化し、これらの重いランニングコストに圧迫されて資金繰りが悪化する。
これは、知識不足が招く典型的な自滅パターンです。法人化はゴールではありません。コストに見合う利益が出せるようになって初めて検討すべき「手段」に過ぎないのです。
その見極めを「脳」の皮算用ではなく、シビアな「ハート(経営判断)」で行わなければなりません。
【慢心】初期のビギナーズラックこそが最大の死亡フラグ
意外かもしれませんが、会社設立直後にラッキーな形で順調なスタートを切った会社ほど、その後の「慢心と油断」によって足元をすくわれ、無残な結末を迎えることがあります。
これを私は「ビギナーズラックの罠」と呼んでいます。
例えば、たまたま知人から大型案件を受注できたり、メディアに取り上げられて一時的にブームになったりして、創業初年度から予想以上の利益が出たとします。
多くの起業家はここで勘違いをしてしまいます。
「俺には経営の才能がある」「このビジネスモデルは完璧だ」「この成功はずっと続く」と、脳が勝手に成功体験を過大評価してしまうのです。
そして、その一時的な成功が永遠に続くと錯覚し、身の丈に合わない一等地の豪華なオフィスに移転したり、経費で高級外車を乗り回したり、安易に人を増やしたりといった「放漫経営」を始めてしまうのです。
しかし、ビジネスの世界に永遠はありません。ブームは必ず去り、強力な競合が現れ、顧客のニーズは常に変化します。
売上が落ち始めた時、一度上げてしまった固定費(高い家賃や人件費、自分自身の生活水準)を削減するのは、心理的にも実務的にも至難の業です。
贅沢な環境に慣れてしまった経営者は、創業時のように泥臭い営業に戻ることもできません。
初期の成功に胡坐をかき、市場の変化に対する謙虚さと、何があっても生き残るというハングリー精神(ハート)を失った会社は、環境が変わった瞬間に脆くも崩れ去ります。
成功している時こそ、兜の緒を締め、次の危機に備える。
その謙虚さを持ち続けられるかどうかが、一発屋で終わるか、長く繁栄するかの分かれ目となります。
脳が「勝利」に酔いしれている時、ハートの司令塔だけは「次の一手」を冷静に見据えていなければなりません。
会社設立で失敗しないために必要な準備とマインド
ここまで、目を覆いたくなるような失敗事例を見てきました。「会社を作るのが怖くなった」という方もいるかもしれません。
しかし、恐れる必要はありません。失敗には原因があり、その原因を事前に知って対策を打てば、リスクは大幅に減らせるからです。
5000社の盛衰を見てきた私がたどり着いた、不確実な時代を生き抜くための具体的かつ実践的な「生存戦略」をお伝えします。
専門家は「コスト」ではなく「最強の投資」である理由
会社設立は、人生でそう何度も経験することではありません。
ほとんどの人にとっては初めての挑戦であり、一生に一度の大きな決断です。にもかかわらず、多くの人が「ネットで調べれば自分でもできるだろう」「専門家に頼むとお金がかかるから数万円でも節約しよう」と、「脳」の損得勘定だけで判断し、たった一人で手続きを進めようとします。
はっきり申し上げます。これが最大の失敗リスクであり、最も効率の悪い選択です。
なぜなら、あなたが相手にしようとしているのは、ネット上の玉石混交の情報ではなく、常に変化する複雑な法律と税制、そして予測不可能な市場の現実だからです。
専門家(行政書士、司法書士、税理士など)の価値は、単に書類作成を代行することではありません。
彼らは何百、何千という会社の設立と、その後の成功・失敗のパターンを見てきた「起業のプロ」であり、あなたの事業を客観的に評価できる最初のパートナーです。
あなたの事業計画を見て、「この資本金設定では融資は難しいですよ」「この定款の目的では許認可が取れませんよ」「この株主構成だと将来必ず揉めますよ」といった、ネットには載っていないリアルで致命的なリスクを事前に指摘してくれます。
専門家への報酬は、将来発生するかもしれない数百万円、数千万円の損失を防ぐための、最も安上がりな「投資」であり「保険」です。
賢い起業家は、自分の貴重な時間を本業(顧客への価値提供)に集中させるために、自分にない専門知識を外部から賢く調達するのです。
自分ですべてやろうとするのは「脳のプライド」ですが、プロを頼るのは「ハートの知恵」です。
定款は会社の憲法!電子定款で印紙代4万円を賢くカット
会社設立の手続きの中で最も重要であり、絶対に手を抜いてはいけないのが「定款(ていかん)」の作成です。
定款とは、会社の商号(名前)、事業目的、本店所在地、資本金の額、役員の構成、株主総会のルールなどを定めた、いわば「会社の憲法」です。
多くの人が「とりあえず会社ができればいい」と、ネットに落ちている無料の雛形を適当にコピペして作ってしまいますが、これが後々の深刻なトラブルの種になります。
定款は一度作ったら終わりではありません。会社の成長に合わせて、その都度最適な形にアップデートしていくべき戦略的なツールなのです。
参考
例えば、事業目的に将来やりたいことを網羅しすぎて何の会社か分からなくなり銀行融資や許認可申請で不利になったり、逆に狭すぎて新しい事業を始めるたびに定款変更(登録免許税3万円が必要)が必要になったりします。
また、前編でお話しした「Adobe税」や「ICカードリーダーの無駄」を思い出してください。従来の紙で定款を作ると、収入印紙代として4万円がかかりますが、PDFデータで作成する「電子定款」を利用すれば、この4万円が合法的に0円になります。
しかし、これを自分でやろうとすると、高額なソフト代や機材、そして膨大な時間を失います。ここで私たちのような「電子定款に対応した専門家」の出番です。
専門家に依頼すれば、プロがあなたの事業に最適な「攻めと守りの定款」をオーダーメイドで作成し、かつ印紙代4万円もカットできます。
手数料を払ってもお釣りが来るレベルの経済的メリットがあり、何より面倒な作業から解放されます。
リスクを減らし、コストも削減できる。これこそが、感情に流されない賢い経営判断です。
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「無借金経営」は脳の幻想!創業融資は借りられるだけ借りろ
「借金は怖い」「無借金経営こそが理想だ」と頑なに考える起業家は多いですが、特に創業期においては、その「脳」で考えた常識が命取りになることがあります。
失敗事例で見たように、会社は赤字では潰れませんが、現金が尽きた瞬間に死を迎えます。資金ショートは即、退場を意味するのです。
創業時は、実績がなくても熱意のある事業計画書だけで融資を受けられる、日本政策金融公庫などの「創業融資制度」という、一生に一度のボーナスタイムがあります。
この最大のチャンスを逃すと、一度業績が悪化してからでは、どこの銀行もお金を貸してくれなくなります。
創業期におけるファイナンスの正解は、「借りられる時に、借りられるだけ借りておく」ことです。
「今は必要ないから」と借りずにいて、半年後に資金繰りが苦しくなってから慌てて銀行に行っても、足元を見られて相手にされません。
手元に潤沢なキャッシュがあれば、予期せぬトラブルが起きても焦らずに対処できますし、ここぞというチャンスが来た時に思い切った投資(広告、採用、設備など)もできます。
借りたお金を使わずに通帳に入れておくだけでも、それは経営者にとって最強の「精神安定剤(ハートの守り)」となり、冷静な判断を支えてくれます。
支払う利息は「安心と機会を買うための必要経費(保険料)」と割り切りましょう。もちろん、融資を受けるためには、金融機関を納得させるだけの説得力のある事業計画書が不可欠です。
ここでも、融資のプロである専門家のサポートを受けることが、成功確率を劇的に高める鍵となります。
撤退ライン(損切り)を感情抜きで決めておく出口戦略
これから希望に燃えて会社を始める時に、「辞める時(失敗した時)」のことを考えるのは縁起が悪い、ネガティブすぎると感じるかもしれません。
しかし、長く生き残る成功する起業家ほど、スタートする前から冷静な「出口戦略(エグジット戦略)」を持っています。特に重要なのが、事業が計画通りにいかなかった時の「撤退ライン」を、感情が介入できない「具体的な数字」であらかじめ決めておくことです。
例えば、「創業から1年で単月黒字化できなければ撤退する」「運転資金が残り3ヶ月分を切ったら事業を縮小する」「借入金が〇〇万円を超えたら廃業する」といった客観的な基準です。
人間は、一度始めたことに時間やお金(サンクコスト:埋没費用)をかけてしまうと、脳が勝手に「もう少し頑張ればなんとかなる」「今やめたら全てが無駄になる」という言い訳を作り出し、ズルズルと赤字を垂れ流し続けてしまう生き物です
(サンクコストの呪い・バイアス)。
その結果、再起不能なほどの多額の借金を抱え、家族や友人まで巻き込んで人生そのものを破綻させてしまうのです。
感情が介入する余地のない「数字のルール」を事前に作っておくこと。
そして、万が一そのラインを超えた時は、潔く会社を綺麗に畳むための知識を持っておくこと。
この「最悪の事態を想定した準備」こそが、あなた自身と家族の人生を守る最後の砦となります。
「勇気ある撤退」ができるのは、脳ではなくハートの強さがある人間だけです。
脳(計算)の限界を超え、ハート(絶対司令塔)を呼び覚ませ
最後に、最も重要なことをお伝えします。冒頭でお話しした「9.5割の起業家が陥る孤独と停滞」。なぜ彼らは、誰にも相談できず、打開策が見つからず苦しむのでしょうか?
それは、彼らがビジネスを「脳(損得勘定やテクニック)」だけで捉えているからです。
「どうすれば儲かるか」「どんなやり方が流行っているか」「どうすれば失敗しないか」。
そんな「脳」の計算ばかりしていると、想定外の修羅場に直面した時、過去のデータが通用せず、思考が停止し、恐怖で足がすくんで動けなくなります。
そして、誰かに相談すれば「無能だと思われるのではないか」という脳のプライドが邪魔をして、孤独の殻に閉じこもってしまうのです。
しかし、5000社の中で真に成功し、日本を変えるようなインパクトを生み出す起業家は違います。
彼らは、安易な人真似をせず、流行りに流されず、決してお金だけを追いません。
なぜなら、彼らには脳をも超える「絶対的な司令塔」があるからです。
その司令塔とは、「ハート(情熱・志・直感)」です。
ハートは単なる感情ではありません。未来の本質を見通す「洞察力」、未知の一歩を踏み出す「勇気」、苦難の中でも歩みを止めない「継続力」、そして窮地から立ち上がる「レジリエンス(回復力)」。
経営に必要なこれら全ての力を持った、真の司令塔なのです。脳はその優秀な参謀に過ぎません。
これから起業するあなたに必要なのは、小手先の「やり方」ではありません。
あなた自身の内側にある「ハートの司令塔」を呼び覚まし、その声に従って決断する覚悟なのです。私は行政書士として、コーチとして、あなたのその「ハート」に寄り添い、共に走る伴走者でありたいと願っています。
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