
こんにちは!
開業20年で電子定款と会社設立の実績5000件、行政書士の小野馨です。
今回は【定款認証の予約とテレビ電話完全ガイド!公証役場の流れと機材】というテーマで、熱くお話しします。
「定款認証のために、わざわざ公証役場まで行きたくない…」
「テレビ電話で認証ができるって聞いたけど、どんな準備が必要なの?」
「もし接続がうまくいかなくて、公証人を怒らせてしまったらどうしよう…」
今、あなたはそんな不安を抱えていませんか?
その気持ち、痛いほどよく分かります。
起業準備で忙しい中、平日の日中に役所へ出向く時間なんて、1分たりとも惜しいですよね?
しかし、ここで油断してはいけません。
テレビ電話認証は便利な反面、**「機材トラブル」や「予約ミス」で手続きがストップし、会社設立日がズレ込むリスク**が潜んでいるのです。
相手は法律のプロである公証人。
準備不足で挑めば、「出直してきなさい」と一蹴される可能性だってゼロではありません。
でも、安心してください。
これからお話しする**「たった3つの鉄則」**さえ守れば、自宅にいながら、わずか15分でスムーズに認証を完了させることができます。
5000社の設立をサポートしてきた私が、現場で培った「公証役場攻略の極意」を全て公開します。
これを読めば、あなたは自信満々の笑顔で、画面越しの公証人に挨拶ができるようになりますよ!
▼ この記事のポイント ▼
- ✅ ポイント1:公証役場に行かずに完了!テレビ電話認証なら移動時間も交通費もゼロ円。
- ✅ ポイント2:スマホはNG?認証に必要な「Webカメラ付きPC」と「署名用ソフト」の準備。
- ✅ ポイント3:予約は争奪戦!希望日の1週間前には連絡すべき「公証人のスケジュール事情」。
- ✅ ポイント4:画面越しの15分で経営者の覚悟が決まる!認証を「単なる手続き」にしない心構え。
※なお、電子定款や会社設立の全体像やロードマップを知りたい方は、
『1番わかる電子定款の教科書(トップページ)』
をブックマークして、辞書代わりにお使いください。
定款認証の予約はテレビ電話で!公証役場の流れと必須機材
定款認証の予約における「テレビ電話方式」とは、公証役場に直接出向くことなく、Web会議システムを使って公証人の面前認証を受ける手続きのことです。
従来は、発起人(あなた)が公証役場へ足を運び、公証人の目の前で「これは私が作成した定款に間違いありません」と宣言する必要がありました。
しかし、技術の進歩と法改正により、画面越しでの本人確認が可能になったのです。
これは革命的ですよね?
移動時間ゼロ、交通費ゼロ。
忙しい起業家にとって、これほどありがたい制度はありません。
しかし、簡単そうに見えて、実は**「段取り」が命**の手続きでもあります。
ここでは、予約の裏事情から当日の流れ、絶対に失敗しない機材選びまで、徹底的に解説します。
予約が取れない?繁忙期のリアルと回避策
「よし、定款ができたから明日認証してもらおう!」
もしあなたがそう考えているなら、今すぐその甘い考えを捨ててください。
断言します。
**公証役場の予約は、あなたが思っている以上に争奪戦です。**
特に、3月、4月、9月、12月といった「会社の決算期」や「年度末」周辺は、公証人のスケジュールがパンパンに埋まっています。
「明日お願いします」と電話をして、「空いているのは2週間後ですね」と言われることなんてザラにあるのです。
想像してみてください。
あなたは「一粒万倍日」や「天赦日」といった最高の日を会社設立日に選んでいたとします。
しかし、定款認証の予約が取れなければ、その日に法務局へ登記申請を出すことはできません。
つまり、**予約の遅れは、あなたの「理想のスタート」を破壊する致命傷になる**のです。
これこそが、私が恐れる「機会損失コスト」です。
たかが予約、されど予約。
公証人は、一日に対応できる案件数が限られています。
遺言書の作成や、離婚協議書の作成など、定款認証以外の業務も大量に抱えているからです。
では、どうすればいいのか?
答えはシンプルです。
**「定款のドラフト(案)」ができた時点で、すぐに管轄の公証役場へ連絡を入れること。**
正式な電子署名をする前でも、「定款案の事前確認」と「認証日の仮予約」は並行して進められます。
「〇月〇日に設立したいので、〇日までに認証を終えたいんです!」と熱意を持って伝えれば、公証人も人間です。
なんとか隙間時間を作ってくれることもあります。
プロである私からのアドバイスは一つ。
**「希望日の最低でも1週間前、繁忙期なら2週間前」にはファーストコンタクトを取るべし。**
これが、あなたのビジネスを予定通りに走らせるための最初の一手です。
テレビ電話認証の5ステップと当日の動き
「テレビ電話って、Zoomみたいな感じでいいの?」
半分正解で、半分間違いです。
公証役場とのテレビ電話は、単なるお喋りではありません。
**「法的な本人確認」という厳格な儀式**です。
流れを理解していないと、当日パニックになります。
まずは、対面とテレビ電話の違いを比較表で見てみましょう。
| 項目 | 従来の対面方式 | テレビ電話方式 |
|---|---|---|
| 場所 | 公証役場へ出向く | 自宅やオフィス(全国対応可) |
| 所要時間 | 移動含め半日仕事 | 接続から終了まで約15分 |
| 持ち物 | 印鑑証明書、実印、現金、USB等 | PC、電子署名済ファイル、身分証 |
| 難易度 | 行けばなんとかなる | 事前の環境設定が必須 |
いかがですか?
時間は圧倒的に節約できますが、その分「事前の環境設定」という壁があります。
具体的な5ステップは以下の通りです。
1. 事前確認依頼:
定款案をメールやFAXで公証人に送り、内容に法的ミスがないかチェックしてもらいます。
2. 電子署名・オンライン申請:
内容が確定したら、PDFにして電子署名をし、法務省の登記・供託オンライン申請システムから送信します。
この時、「テレビ電話方式を希望する」というチェックを忘れないでください。
3. 日程調整・URL受領:
公証人と電話で日時を決めると、指定のメールアドレスにテレビ電話用のURL(FaceHubなど)が送られてきます。
4. 当日・認証実施(約15分):
時間になったらURLをクリック。
公証人と顔を合わせ、氏名・生年月日を答え、身分証をカメラに見せます。
そして「定款の内容を認めますか?」と聞かれるので、「はい、認めます」と答えます。
これで認証は完了です。
5. 電子定款の受領・精算:
認証された定款データはオンラインで受け取ります。
手数料(約3万〜5万円)は、事前に振込か、システム上での電子納付で支払います。
この流れの中で、最もつまずくのが「4」の接続です。
マイクが入らない、カメラが映らない…そんなトラブルが起きると、認証は中断されます。
だからこそ、次の「機材選び」が死活的に重要なのです。
スマホじゃ駄目?必要な機材と通信環境
「今のスマホは高画質だし、スマホじゃダメなんですか?」
よく聞かれる質問です。
結論から言います。
**「できなくはないが、悪いことは言わないからパソコンを用意しなさい」**です。
なぜか?
理由は2つあります。
1つ目は、**「電子署名の仕様」**の問題です。
テレビ電話認証を行うには、あなたのマイナンバーカードを使った「電子署名」が必須です。
この電子署名を行うソフトや、法務省の申請用ソフトは、基本的にWindowsパソコンでの動作を前提としています。
スマホだけで完結させるには、専用のカードリーダー対応スマホやアプリが必要になり、設定が非常に複雑でエラーも多いのが現実です。
「機材の不備で認証できませんでした」と言われて、設立日がズレるリスクを背負いますか?
私なら絶対に嫌です。
2つ目は、**「公証人への心証」**です。
考えてみてください。
これから株式会社を設立し、社会的な信用を得ようとしている経営者が、手ブレするスマホの画面で、背景に生活感丸出しの部屋を映しながら「社長になります」と言う。
これでは、プロとしての「覚悟」が伝わりません。
パソコンを固定し、安定した通信環境で、背筋を伸ばして対応する。
それが、ビジネスマンとしての最低限のマナーです。
必要な機材は以下の通りです。
・Windowsパソコン(Macは設定が複雑なので上級者向け)
・Webカメラ・マイク(内蔵でOKだが、外付けなら尚良し)
・ICカードリーダー(マイナンバーカード読み取り用)
・安定したWi-Fi環境
「数千円のICカードリーダーを買うのがもったいない」なんて思わないでください。
これは無駄な経費ではありません。
あなたがこれから経営者として、デジタルの荒波を乗り越えていくための「最初の武器」なのです。
道具をケチる経営者は、必ずどこかで大きな損をします。
ここは迷わず、正しい環境を整えてください。
緊張するテレビ電話を成功させる!定款認証の予約と心構え
「定款認証の予約はテレビ電話で、機材も揃えた。これで完璧だ!」
そう思っているあなた。
実は、ここからが本当の勝負です。
テレビ電話認証は、システム的な接続ができれば終わりではありません。
画面の向こうにいるのは、長年法律の世界で生きてきた「公証人」という人間です。
彼らと対峙するその瞬間こそが、あなたが経営者として最初に越えるべきハードルなのです。
ここでは、実際に起きた「冷や汗ものの失敗事例」と、公証人を味方につける「魔法の会話術」、そして認証の瞬間に持つべき「覚悟」についてお話しします。
これを読めば、あなたはただの申請者ではなく、「一国一城の主」としての風格を纏って、カメラの前に座ることができるでしょう。
「繋がらない!」焦った起業家の失敗事例
私のクライアントで、ある失敗をしてしまったAさんという方がいました。
彼はITに強く、「Zoomなんて毎日使ってるから余裕です」と笑っていました。
しかし、認証当日。
予約時間の5分前になり、指定されたURLをクリックした瞬間、事件は起きました。
画面には自分の顔が映っているのに、**「音声」が全く入らないのです。**
「あれ?もしもし?聞こえますか?」
Aさんは必死にパソコンに向かって叫びますが、画面の向こうの公証人は無言で首をかしげるばかり。
チャットで「音声が聞こえません」とメッセージが来ます。
原因は、普段使っているBluetoothイヤホンと、Web会議システムの相性問題でした。
Aさんはパニックになり、設定画面をいじくり回しますが、焦れば焦るほど泥沼にはまります。
結局、公証人から電話がかかってきて、「今日は時間がありませんから、また後日にしましょう」と、無慈悲な宣告を受けてしまったのです。
この失敗の代償は大きいです。
次の予約が取れたのは1週間後。
予定していた「大安」の設立日は過ぎ去り、彼はモチベーションが下がった状態で会社をスタートさせることになりました。
Aさんは私にこう言いました。
「小野先生、テストは絶対必要ですね…なめてました。」と。
あなたに同じ轍を踏んでほしくありません。
**必ず、前日までに「公証役場が指定するシステム(FaceHub等)」のテストページで、マイクとカメラの動作確認を行ってください。**
そして当日は、複雑なイヤホンなど使わず、確実な有線マイクか、PC内蔵マイクを使うこと。
「たぶん大丈夫」は、経営において「必ず失敗する」と同義語だと心得てください。
公証人は怖くない!味方につける会話術
「公証人って、なんか怖そう…」
「余計なことを言って、認証を拒否されたらどうしよう…」
そんな不安を持っている方も多いでしょう。
確かに、公証人は元裁判官や元検察官といった「法律の超エリート」たちです。
威厳があるのは事実です。
しかし、恐れる必要はありません。
彼らは敵ではなく、**「あなたの会社が法的に正しくスタートできるよう見守るゲートキーパー」**なのです。
実は、公証人も人間です。
礼儀正しく、情熱を持った若き起業家を応援したいと心の中では思っています。
では、どうすれば彼らを味方につけられるのか?
答えは**「最初の3秒の挨拶」**にあります。
接続がつながった瞬間。
ボソボソと「あ、聞こえますか…」と言うのと、
背筋を伸ばし、ハキハキと笑顔で、
**「こんにちは!発起人の〇〇です。本日はお忙しい中、ありがとうございます。よろしくお願いいたします!」**
と言うのとでは、相手の受ける印象は雲泥の差です。
ある公証人が私にこっそり教えてくれました。
「最近はTシャツ姿で、寝起きのような顔で画面に出てくる人がいてね…。会社を作るという自覚があるのか心配になるよ」と。
そう、服装も見られています。
フルスーツである必要はありませんが、襟付きのシャツやジャケットを羽織るだけで、「ちゃんとした人だ」という信頼ポイントが加算されます。
**「相手への敬意」を示すこと。**
これが、スムーズな認証、ひいてはスムーズなビジネスへの最強のパスポートなのです。
画面越しに誓う覚悟!会社設立の第一歩
いよいよ認証のクライマックス。
公証人からこう聞かれます。
「この定款の内容に間違いはありませんか?あなたが作成したものですか?」
この質問は、単なる確認作業ではありません。
これは**「経営の禊(みそぎ)」**です。
あなたが「はい、間違いありません」と答えた瞬間、その定款(会社の憲法)は法的な効力を持ち、あなたの会社という「人格」がこの世に産声を上げる準備が整うのです。
私はいつも、お客様にこう伝えています。
「この『はい』という言葉に、全精力を込めてください」と。
これから起きるであろう困難、従業員を雇う責任、社会に貢献する使命。
それら全てを背負う覚悟を、その一言に込めるのです。
画面越しの手続きは、ともすれば事務的になりがちです。
しかし、そこに「魂」を吹き込むのは、あなた自身しかいません。
認証が終わると、公証人から「頑張ってくださいね」と声をかけられることがあります。
その言葉は、どんなビジネス書よりも重く、温かいエールになるはずです。
テレビ電話を切った後、静かになった部屋で、あなたはきっと感じるでしょう。
「俺は、社長になったんだ」という、武者震いにも似た高揚感を。
その感覚を、どうか一生忘れないでください。
それが、あなたのビジネスを支える原点になるからです。
小野馨の予言(あなたが得られる未来)
予言します。
この「テレビ電話認証」という小さな壁を、万全の準備と敬意を持って乗り越えたあなたは、3年後、間違いなく「信頼される経営者」になっています。
なぜなら、あなたは「見えない相手への配慮」と「段取りの重要性」を、会社設立の最初の段階で身につけたからです。
その姿勢は、取引先との商談や、銀行との交渉でも必ず生きてきます。
「あの時の15分間が、私の原点でした」
そう笑って語る日が、必ず来ます。
さあ、準備は整いました。
胸を張って、カメラの前に座ってください。
あなたの新しい物語は、もう始まっています。
よくある質問(FAQ)
- Q1. 土日や夜間にテレビ電話認証を予約できますか?
- A. 残念ながら、原則としてできません。公証役場の営業時間は平日の9時から17時までです。お仕事がある場合は、お昼休みや半休を利用して時間を確保する必要があります。
- Q2. 認証中に通信が切れてしまったらどうなりますか?
- A. 一時的な切断であれば、再接続して続行できる場合がほとんどです。完全に復旧しない場合は、電話で本人確認を補足するか、日を改めて再予約となる可能性があります。だからこそ、有線LANなど安定した環境が推奨されます。
- Q3. 認証手数料はどうやって支払いますか?
- A. テレビ電話認証の場合、事前に公証役場の指定口座へ振り込むか、登記・供託オンライン申請システム上で「電子納付(Pay-easy)」を行います。クレジットカード払いは対応していない役場が多いため、現金かネットバンキングの準備をしておきましょう。
これから起業するあなたへ、失敗させないための「3つの武器」を贈ります。
🎁 スペシャルプレゼント内容
- ① 1年以内に80%廃業を100%生き残らせた裏・創業マニュアル!
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- ③ あなたの会社の法人口座開設、許認可、融資、オフィス開設などを支援する【0円企業診断】
※予告なく終了する場合があります。
この記事を書いた人
行政書士 小野 馨(おの かおる)
行政書士歴20年。これまでに5000社以上の会社設立、建設業許可、産業廃棄物処理業許可などをサポート。「難解な法律を、6歳児でもわかる言葉で伝える」をモットーに、起業家の頼れるメンターとして活動中。
兵庫・大阪を中心に、全国の電子定款作成に対応。趣味はサウナと愛犬の散歩。
会社設立や電子定款認証のスペシャリスト!開業17年・年間実績500件以上。実は、電子定款の制度ができた10年以上前から電子定款認証の業務を行なっているパイオニアです!他との違いは、まず定款の完成度!内容はモデル定款のモデルと言われ全国数百箇所の公証人の目が入っている優れもの!そして電子署名はまるでサインのようなかっこいい電子署名です!その電子定款であなたの大切な会社設立を真心込めて応援します!
